【韓国旅行】新型コロナウイルスで悩む。悩む。
はじめに
2020/3/2現在、韓国ではコロナウイルスの感染者数が他の国と比べるとかなりの量で増加しています。
韓国旅行を計画されていた方は行くべきか、行かないべきか悩んでいるとは思います。かくいう私も5月のGWに1周間ほど韓国旅行を予定しているので終息されるかどうか心配しています。
「旅行はどうしても行きたい…」「けど、感染はしたくない…」「韓国旅行どうしよう…」という悩んでいる人向けの記事を書きます。
今回の記事は2020/3/2の段階での情報で記述しているため、今後情報が変わる可能性があることをご了承ください。
参考になれば幸いです
コロナウイルスとは
コロナウイルスというウイルス自体は通常の風邪の原因にもなっています。が、2002年に流行った「SARS」や今回の「COVID-19」はそんなコロナウィルスの新型です。
ちなみにコロナはラテン語で「王冠」や「光環」を意味し、コロナウイルスの形が王冠に似ていることからそのように呼ばれています。
SARSは2002年11月16日に初の感染者が確認され、2003年6〜7月に収束されたので、約8ヶ月間の期間がかかったと言われています。しかし、SARSの発生源とされている中国の政府がWHOに「原因不明の急性呼吸器系疾患」を報告したのは2003年3月で「最初の感染が発覚したのは4ヶ月前だった」という話をしているため、すぐに報告されていれば感染の拡大が防げていたと同時に終息も4ヶ月早かった可能性があります。
今回の新型コロナウイルスに関しては公表まで1ヶ月もかかっていないとされています
中国政府顧問の劉恆氏はSARS大流行を公表するまでに政府は約4、5カ月かかったが、今回は1カ月もかかっていないと強調する。報道陣に「態勢は大幅に改善している。抑止に多大な注意を払っている」と述べた。 引用元:ロイター jp.reuters.com
SARSの終息期間を今回の新型ウイルスに当てはめていいものかはわかりませんが、単純に4ヶ月で終息すると仮定するならば、2019年12月に発症が確認されているので、それから約4ヶ月後の2020年4月頃には収束されているのではないか、と考察できます。
加えてコロナウイルス(今回の新型が当てはまるかはわかりませんが)は高い湿度や高い温度に弱いので春から夏にかけての気温上昇も終息に対して効果的となる可能性があります。
SARSのあとに出現したMERSというコロナウイルスも7月頃に収束しているので、SARS/MERSともに7月、つまり夏のタイミングとなります。期間に関わらず季節の気温・湿度によって終息しているならば、今回のウイルスも7月に終息する可能性があるということも考えられますが…どうなのでしょうね。
コロナウイルスとはなんぞや?という方は私の記事より。こちらの日本環境感染学会という学術機関の資料のほうがわかりやすくまとめてあると思います。ぜひご一読を。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide1.pdf
ウイルス感染を防ぐ
情報を本や資料から収集した結果、私の考えた内容で記述しますが、100%防げる保証はありませんので、ご了承くださいませ。
現在、厚生労働省の発表により以下の2点が感染原因となることがわかっています。
- 飛沫感染
- 接触感染
飛沫感染対策
唾や咳、クシャミなどをしたときに飛ぶ水滴です。これらが粘膜に付着すると感染してしまうため、相手から受け取らないように対策をしましょう。
部位ごと
- 眼球=隙間のないゴーグル(伊達メガネでも…)
- 鼻=マスク
- 口=マスク
喉の粘膜などに付着した場合は、頻繁に水を飲み、付着してしまったウイルスを胃に流すことで、胃液でウイルスを死滅させることができるといわれています。
ちびちび水分を摂取するとよいかもしれません。
接触感染対策
飛沫ではなく、ウイルスが付着している物質を自分の手で触れてしまい、その手で粘膜に触れることのないようにしましょう。鼻を触ったり、目をこすったり。
- 顔に触れない
- 電車に乗る際はつり革に触れない、手すりに触らない(揺れが防げない...) *携帯用アルコール消毒液を持参する(なにかに触れた場合にアルコールで消毒) ※アルコールがコロナウイルスの皮質膜(エンベロープ)にダメージを与え、感染性を失わせることが可能です
- 専用の手袋で触れる(脱ぐときは手袋の外側に触れないように気をつけてください)
- 帰宅後の手洗い(うがいもいいと思いますが、外で感染して帰宅後にうがいだと、ときすでにおそしかもしれません)
- My箸持参
- お店の食器に直接口をつけない
- 調味料は利用しない(念の為)
接触感染を防ぐ1つの方法として、自分で粘膜に触れないことになりますが、人間は一日に23回くらい顔を触っているとされています。なので意識して自分の顔を触れないことも防ぐ方法であると言えます。
2010年5月、ニューサウスウエールズ大学の医学生を対象に行動観察試験を行った。医学生は感染制御に関連のない講義を受講時に、顔に触る行動をビデオテープに記録された。標準的スコアシートを用い、顔の粘膜や粘膜以外の部分に手が接触した頻度を集計し、解析した。合計26人の学生が観察され、240分間で顔に2,346回触れていた。そのうち56%(1,322/2,346)は顔の粘膜以外の部位に触れ、44%(1,024/2,346)は粘膜部に触れていた。1,322回の顔の粘膜以外の部位への接触では、あごが31%と最も多く、次いで頬が29%、髪28%、首8%、耳4%であった。1,024回の顔の粘膜部位接触では、口が36%と多く、鼻が31%、目が27%、複数の粘膜部位が6%であった。26人の学生の1時間当たりの顔への接触回数は平均23回(範囲4〜153回)で、平均接触時間は口が2秒(範囲1〜12秒)、鼻が1秒(範囲1〜10秒),目が1秒(範囲1〜5秒)であった。
空間的な対策でも防ぎましょう
飛行機や電車はもちろん館内ではエレベータを利用することがあると思いますが、これらも注意が必要です。
- 移動には電車は利用せず、タクシーを利用する (タクシー運転手が感染していたらだめですが、確率的には電車より低いかと)
- エレベータではなく、階段を利用する
韓国での感染者数
最悪、旅行地の変更を行い、感染者の少ない箇所に行くという苦肉の策もあります。韓国では以下のNeverのサイトにコロナウイルス感染者数のマップが載っています。
大邱市はニュースにある通り、宗教団体での集団感染により人数が非常に多いです。
ちなみに2020/3/2現在、外務省からは大邱市への危険レベルを3とし、渡航中止勧告が出されています。
その国・地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。(場合によっては,現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)
引用元:https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=79707
外務省の情報をチェックしてください。
飛行機をキャンセルする場合は...
私はエアトリで飛行機を予約してありますが、エアトリで販売している保険のチケットガードに関しては、「コロナウイルスに感染しないための予防策のキャンセル」は保険適用対象外となっていました。そうですよねえ。。ひぃ。
https://www.ticketguard.jp/web/pc/GM00/GM00020.aspx
ご利用の旅行会社・保険会社のHPをチェックしてみましょう。
さいごに
まとめると...
- 終息時期は早ければ4月、遅くて夏頃かも(あくまで推測です)
- 今の時期に旅行に行くとしても、ウイルス予防策で制限がたくさん。楽しめないかも
- キャンセル料・返金などは各旅行会社の保険内容をチェック
- 大邱市に行こうとしている方は当面は諦めたほうが良い
- 目の粘膜はメガネなどで防ぐ
- 口はマスクで防ぐ(加えてこまめに水分を取り、ウイルスを胃に流す)
- 顔をむやみに触らない
このタイミングでの旅行は自己責任になりますが、直近の3月に旅行を予定されている場合は「行かないべき」になると思います。なんだよー予防策書いてあるのに!と思った方はすみません。。。
色々予防策なども記述しましたが、この様な不安な状態で旅行に行くのは旅行を楽しめないし、なにより周りの人が 心配します。加えて帰国後に「自分が広げてしまうのではないか?」と更に不安が重なることになると思います。
現在旅行を計画してすでにチケットなどを予約してある方は、正確な情報を逐一チェックし、旅行予定日までにコロナウイルスが終息することはないと判断できればキャンセルすることをおすすめします。
まだ日程まで期間が空いている人はじっくり状況を見極めましょう。ここ数日での旅行を予定されている方は…数日前でキャンセル料が安くなる場合は、早期にキャンセルすることを私はおすすめいたします。
私は5月予定なのでもう少し様子を見てみます。
トイレットペーパーが残り1ロールしかない...そしてどこにも売ってなくて泣きそうです