ゆきにむの韓国ブログ

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【韓国音楽】볼빨간사춘기のニューアルバム「Two Five」を聴いて、いい意味で裏切られた

はじめに

2019/9/10 PM6:00に発売された、
Bolbbalgan4/ポルパルガンサチュンギ/볼빨간사춘기のニューアルバム「Two Five」を購入しました。

今回のニューアルバムの発売にあたって、
発売前にYoutubeで先行PVが少し見れましたが、
その時に少し不安を覚えました。

それは볼빨간사춘기の好きなポイントの1つである「キレイなメロディ」が感じられない…ところです。

私はあの歌声とメロディが絡み合って、より一層魅力が増している。と考えています。

そんなこんなで色々言いましたが、TwoFiveから「workaholic」と「25」をレビューします。

workaholic

初めて聴いたときは「おや?様子がいつもと違う」と思いました。

歌詞的にはWorkaholicな毎日に嫌気が差しているが、 仕方なく朝が来たので、また仕事に行こう…という内容。

な、なんてこった!Bol4になにかあったのでしょうか。
workaholicの歌詞には

시원한 맥주를 한 캔 마시다 yeah
(冷たいベールを1つ飲んでイェイ!)

とあります。
嫌なことでもあったのでしょうか。
飲んだくれていますね...。

前のアルバムの曲、「Bom」にある

flower sunshine 완벽한 하루를
(花の太陽、完璧な一日を)

という歌詞を聴いた後では、やさぐれてしまった感が半端ないです。

加えてPVの雰囲気も全然ちがいます。

まだピュアな頃(BOM)

youtu.be

毎日の仕事にやさぐれてしまったあと(workaholic)

www.youtube.com

髪の色も緑色に…ああ、なんてこった。
似合っていて可愛いですが。

しかし、不思議なことに何度も聴いているとオシャンティミュージックに聴こえてきます。

打ち込みのリズム、エレキギターのソロ、ストリングス、もちろんアコースティックギターの音、加えてマイナー調な進行が、オシャレ具合を引き立て、少し大人になった볼빨간사춘기の音楽を味わうことが出来ます。

25

アルバムのタイトルにもなっている曲です。
イントロのリフレインがいい意味の気だるさを感じさます。
www.youtube.com

세상의 반만 알아가
(世界の半分だけわかっていく)

という歌詞が「世界の半分だけわかってればいいんだ、 別に全部知る必要なんてないんだよ。と語っているように聴こえます。

workaholicといい、なにか悟りを開いたのでしょうか。今までの曲たちと比べるとやはり少し雰囲気が違いますよね。

사람들 이름도 앳된 내 추억도 시간이 지나면 다 잊혀질 거야
(人の名前もあどけない思い出も 時間が過ぎたら忘れてしまうでしょう)

「25」は年齢のことなのかな?と勝手に思ってます。多分あっているとは思いますが...

これまで生きてきた中で良いこと悪いことがが沢山あったけれども、時間が過ぎたらきっと忘れちゃうし、世界のことも半分だけわかってればいいよ。
大丈夫25歳。という感じでしょうか。

頭の中で今までの記憶を思い出し、それでも大丈夫さ!と前向きなイメージが持てます。

曲の後半で転調する箇所では、

When I’m 26 29

26歳、29歳になっても考えは変わらないよ!
という意思が伝わってくる気がします。 しかし、その後の詞で再度唄っているのは…

괜찮아 25 25

と、26,29のケンチャナは歌ってないところに、まだまだ未来には不安があるところを匂わせています。

少し話はずれますが、「25」と聴くとIUさんのPaletteを思い出します。

www.youtube.com

IUさんの場合も25歳になって、自分の昔の記憶を回顧して「昔は若かったな」なんて思いながら、やっと自分のことをわかってきた。25歳。
と、いう少し後ろをチラ見しつつも前向きな詩が伝わってきます。

25歳という年齢は、いままでの人生を一度省みる年齢なんだな。と曲を聴いて感じました。

Two Fiveの総評

前作の「Puberty Book I Bom」と比べると、
デビュー当時の볼빨간사춘기ぽさは少し失われつつあります。

「볼빨간사춘기ぽさ」ってなんだよ。
という意見はたしかにありますが、私の中での볼빨간사춘기は、メロディと歌声からマイナスイオンのシャワーが溢れている感じなのです。

なので、いちファンとしては「초콜릿」「심술」「picnic」のような、甘酸っぱい雰囲気を醸し出して欲しい。な。

良く言えば聞き手を飽きさせないといえますが、
悪く言うと今までのファンにとっては「あれ?」
と思ってしまうところもあると思います。

サウンドの構成としても、今までの曲はメロディラインが強かったため、あまり目立たなかったエレクトロニックな打ち込みや、エレキギターサウンドが目立つようになっています。

歌詞に関してはなんだか歳月が過ぎて、
深みが増した…そんな気がします。

さいごに

兎にも角にも、一度聴いてみてください。
メジャーデビューから3年がたち、どんどん進化していっています。いい意味で裏切られましたね。

良いアーティストに共通して言えることは、同じような音楽をずっと作っているのではなく、どこかで変化を遂げているということです、

「Two Five」を聴くと、いままでの볼빨간사춘기とは雰囲気違う!と絶対思うはずです。

進化していくサウンドが、これからの2人の良さを活かす方向に向かってくれることを願います。

ニューアルバム情報

ニューアルバム名:Two Five

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MP3で聴くならこちら(韓国語版)

CDは2019/9/18発売です。(韓国語・輸入版)